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サービス名の決め方|使われる名前の5つの型と、有名サービスの由来に学ぶ

2026年9月10日
店のカウンターで、スタッフがタブレットの画面を示しながらお客さまの支払いを受けているところ
サービスには形がない。あるのは「約束」と、それを呼ぶ名前だけ。この記事では4つの架空のサービスに実際に名付けて、由来まで載せます。

店には場所があり、商品には形があります。サービスにはどちらもありません。家事代行も、出張撮影も、経理の代行も、犬の散歩も、お客さまが受け取るのは「何かをしてもらった」という体験だけで、手元には何も残りません。だからサービスでは、名前がそのまま商品になります。検索して見つけ、アプリの画面で押し、友だちに「◯◯で頼んだよ」と伝える——名前が呼ばれるたびに、サービスが一回売れる、と言ってもいい。

この記事では、メルカリ・LINE・食べログ・Zoom・Uber・Airbnb など、誰もが使うサービスの名前がどう生まれたかを手がかりに、サービス名の「5つの型」と決め方の5手順、アプリ名・URL・商標の決まりまでをまとめます。最後に、4つの架空のサービスに実際に名付けた実例を、由来つきで載せます。

1「動詞」を決める 2入口を決める 3型を選ぶ 4画面と口で試す 5商標と登録を確認

有名なサービス名は、どう生まれたか

先に、答えの出た名前を見ておきます。商品名の由来が「音・物語・状態」に寄るのに対して、サービス名は「何をしてくれるか」を動詞で握った名前が目立ちます。そして、多くが最終的に動詞そのものになりました(ググる、LINEする、メルカリに出す)。

サービス名由来型
メルカリ(2013年)ラテン語の mercari「商いをする」から。英語の market・merchant と同じ根引用(古語)
LINE(2011年)東日本大震災のあと、人と人をつなぐ「電話線」と、公衆電話に並んだ「行列」の両方の意味を込めて約束(つなぐ)
食べログ(2005年)「食べる」+「ログ(記録)」。食べた店を記録して共有する、という行為そのもの動詞
クックパッド(1998年)cook(料理する)+ pad(メモ帳)。台所に置くレシピ帳のイメージ動詞+道具
ぐるなび(1996年)「グルメナビゲーション」の略。何をするサービスかを4文字で言い切る説明の略
じゃらん(1990年)インドネシア語の jalan-jalan「散歩する・ぶらぶら旅する」から引用(外国語)
一休(1998年)「一休みする」。高級ホテル・旅館の予約サービスに、休息という約束を載せた約束
ココナラ(2012年)「ここなら(できる・頼める)」という会話の一言から約束(会話体)
サイボウズ(1997年)「サイバー」+「坊主」。難しい情報共有を、小僧のように身近にする造語
Zoom(2011年)英語の動詞 zoom「ズームする・さっと動く」。会議が「一瞬でつながる」を一語で動詞
Uber(2009年)ドイツ語の über「上に・超えて」。英語圏で「最高の」という俗語にもなっていた引用(外国語)
Airbnb(2008年)創業者が自宅の床にエアマットを敷いて泊めた「Air Bed and Breakfast」の略説明の略+物語
Spotify(2006年)創業者2人が部屋越しに叫んだ言葉の聞き間違いから。後に spot+identify と説明された造語
Netflix(1997年)internet + flicks(映画の俗語)造語(合成)
Instagram(2010年)instant(即席の)+ telegram(電報)。撮ってすぐ送る、という行為造語(合成)
Slack(2013年)「たるみ・ゆとり」の意味の英単語。後に Searchable Log of All Conversation and Knowledge の頭字語だと説明された状態+頭字語

※各社の公式サイト・創業者のインタビューなど公開資料で語られている由来をもとにまとめています。

共通しているのは、名前が「サービスを受けたあとの姿」か「サービスがする行為」のどちらかを一語で持っていることです。「一休」は休んだあとの姿、「食べログ」は記録するという行為、「LINE」はつながるという約束。機能の説明はありません。「オンライン飲食店予約サービス」と名乗ったサービスは、一つも残っていません。

サービス名が、店名や商品名とちがう3つのこと

ノートパソコンとスマートフォンでチャットを見ている手元
サービスの「売り場」は画面の中。検索結果の1行、アプリの角丸のアイコン、チャットの一言で選ばれる。

1. 売り場が画面の中にある。店名は看板で、商品名は棚で見られます。サービス名は、検索結果の1行、スマホのホーム画面のアイコンの下、予約ページの見出しで見られます。スマホのホーム画面に出る名前は、全角なら6〜7文字ほどで「…」と切れます。「横浜ハウスクリーニングサポート」は「横浜ハウスク…」になります。

2. 口で伝えられる。サービスは紹介で広がります。「◯◯で頼んだら良かったよ」「◯◯しといて」。口に出しやすく、聞き取って打ち込める名前でないと、紹介がそこで止まります。英字のサービス名にカタカナの読みを必ず添えるのはこのためです。

3. 名前が「担当者」になる。形がないサービスでは、お客さまは名前に向かって話しかけます。「メルカリに出す」「Zoomする」「LINEして」。動詞になれる名前は、それだけで広告費を節約します。逆に、長い名前は動詞になれず、略されて別の名前で呼ばれます(「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」→「ユニバ」)。略されるなら、略された形まで自分で決めておくのが正解です。

手順1. サービスの「動詞」を決める

電球の絵が描かれた黄色い付箋
「掃除する」ではなく「帰ったら片づいている」。動詞は、お客さまの側から書く。

名前を考える前に、このサービスをお客さまの側の動詞で言うと何か、を決めます。提供者の動詞(掃除する・撮影する・記帳する)ではなく、お客さまに起きることの動詞です。

この動詞が決まれば、候補は自然に絞れます。「片づいている」からは整う・澄む・ととのう、「あの日が残る」からは灯・栞・しるし、と言葉が出てきます。逆に動詞が決まらないまま考えると、「◯◯サポート」「◯◯サービス」のような、何も約束しない名前に落ち着きます。

手順2. 「入口」を決める

お客さまがどこからサービスに出会うかで、向く名前は変わります。入口は一つに絞るのがこつです。全部の入口に合わせようとすると、どの入口でも二番手の名前になります。

主な入口名前に求められること向く型例
検索(「横浜 家事代行」で探される)何のサービスか一目で分かること。業態語を含むか、ページ名に業態語を添えられること動詞・説明食べログ、ぐるなび、くらしのマーケット
アプリストア・ホーム画面短さ(全角6文字以内)。アイコンにできる1文字か図形があること造語・動詞LINE、メルカリ、Zoom
紹介・口コミ口に出しやすく、聞いて打てること。「◯◯で頼んだ」と言いやすい3〜5音約束・人格一休、ココナラ、タスカジ
チラシ・紹介状(地域のサービス)信頼感。誰がやっているかが伝わること。日本語のほうが安心されやすい約束・説明「◯◯家事サポート」型
法人の担当者に売る(B2B)会議で口に出して恥ずかしくないこと。英字で書けて、資料の見出しに収まること造語・引用Slack、freee、SmartHR

手順3. サービス名の「5つの型」から選ぶ

付箋の貼られた壁の前で画面を見ながら話し合うチーム
型を決めてから候補を出すと、会議が「好き嫌い」で終わらない。

サービス名の型は5つです。店名や商品名の型と重なる部分もありますが、「動詞」と「約束」と「人格」の3つはサービスに特有で、形のないものを呼ぶための型と言えます。一つのサービスに2つの型を重ねてもかまいません(食べログ=動詞+道具、Airbnb=説明の略+物語)。

先に決めた「動詞」と「入口」から、向く型はほぼ決まります。検索が入口なら動詞か説明、アプリなら造語か短い動詞、紹介なら約束か人格、法人向けなら造語か引用。型を先に決めてから候補を出すと、会議が「好き嫌い」で終わりません。

型例向いているサービス気をつけること
1. 動詞の型(行為をそのまま)Zoom、食べログ、クックパッド、ググる行為が新しいサービス。「これをする」が一語で言えるとき普通の動詞は商標が取りにくい。「食べ」+「ログ」のように、二語を合わせて独自性を出す
2. 約束の型(受けたあとの姿)一休、LINE、ココナラ、freee安心・楽・自由など、気分を売るサービス。個人向けの代行・予約約束が大きすぎると裏切りになる。「絶対」「完全」「No.1」は景品表示法にも触れる
3. 造語の型メルカリ、サイボウズ、Spotify、Netflixアプリ・ウェブサービス。商標と URL を確実に押さえたいとき最初は意味が伝わらない。由来を一言で語れる材料(mercari=商いをする)を持つ
4. 引用の型(外国語・物語・歴史)Uber、じゃらん、Amazon、Airbnb の物語世界観で選ばれるサービス。海外展開を考えるサービス読めない名前は検索されない。読みを添える。その言語圏で悪い意味・別の商標になっていないかを確かめる
5. 人格の型(呼びかける相手)ジモティー、タスカジ、Siri、Alexa「頼む」「相談する」相手がいると感じてほしいサービス。代行・シッター・相談幼くなりすぎると信頼を失う。「〜ちゃん」「〜くん」は個人向けの一部の業種だけ
説明する名前横浜共働き家庭向け家事代行サービス検索には引っかかるが、口では呼ばれないホーム画面で「横浜共働…」と切れる 動詞になる名前ととのえ便 / おかえり家事 / Tasky「◯◯しといて」と言える説明は、名前の下の一行に書く

手順4. 画面と口で試す

候補が5つほどに絞れたら、紙の上ではなく実際に使われる場所で試します。サービス名は、ここで落ちる候補がいちばん多い手順です。

スマホのホーム画面に置いたとき
一
一休
メ
メルカリ
横
横浜共働き家庭…
H
Housekeeping…
口で伝えたとき

「一休で取っといて」——通る
「メルカリに出しなよ」——通る
「横浜共働き家庭向け家事代行で頼んだ」——言い切る前に話題が変わる

手順5. 商標と登録名を確かめる

サービス名の商標は、商品の商標とは区分が違います。商品は第1類〜第34類、サービス(役務)は第35類〜第45類。家事代行は第37類(清掃)や第45類(家事の代行)、写真撮影は第41類、経理代行は第35類、ペットの世話は第45類、というように、自分のサービスがどの区分かを先に決めてから調べます。

  1. 特許庁所管の無料検索「J-PlatPat」で、同じ・似た名前が登録されていないかを調べる。区分ごとに見る。有名なサービス名(メルカリ、LINE など)は、別の区分でも避ける
  2. 普通名称・品質表示は登録できない——「家事代行サービス」「オンライン経理」は誰のものにもならない。造語・引用・約束の型が強いのはこのため
  3. ドメイン(URL)・アプリストア・SNS のアカウント名が同時に取れるかを見る。サービス名では、商標より先に URL が取れないことのほうが多い
  4. 会社名とは分けて考える——サービス名は会社名と同じでなくてよい。むしろ、2つ目のサービスを出すときに分かれていたほうが楽(会社は屋根、サービスは部屋)

SmartNameは商標の調査を行いません。候補が決まったら、必ずJ-PlatPatで確認し、本格的に育てるサービスなら弁理士への出願相談をおすすめします。

サービス名ならではの決まり

決まり中身例
商標法(役務)サービスは第35類〜第45類。先に登録した人の権利。普通名称や品質表示は登録できない「家事代行サービス」は登録不可。有名サービスのもじりは危険
景品表示法根拠のない「No.1」「最安」「完全」は不当表示になる「日本一安い家事代行」「完全記帳」を名前に入れない
名称の制限がある業種法律で名乗れる名前が決まっている業種がある。医療法(病院・クリニック・診療所)、銀行法(銀行)、保険業法(保険)、士業の名称(税理士・行政書士など)経理代行が「◯◯税理士サービス」を名乗ると税理士法に触れる。「クリニック」は医療機関以外は使えない
特定商取引法の表示ネットで申し込みを受けるサービスは、事業者名・住所・連絡先の表示が必要。サービス名だけでは足りないサービス名とは別に、運営者(個人名か会社名)を明記する
屋号・会社名との関係サービス名は登記しない。会社名(登記)・屋号(開業届)とサービス名は別々に持ってよい会社「◯◯合同会社」、サービス「ととのえ便」のように分ける

※法律の最終確認は、特許庁・消費者庁・各業法の所管官庁の資料と専門家(弁理士・行政書士)にお願いします。

実例:4つのサービスで、実際に名付けてみた

ここからは、SmartNameのAIネーミングシステムに4つのサービス(いずれも試験用の架空のサービス)を依頼し、実際に生成された候補から3つずつを載せます。由来は結果画面でお届けする解説文そのままです。それぞれの「動詞」と「入口」が、名前のどこに現れているかにご注目ください。

事例1:横浜の共働き家庭向けの、家事代行(掃除と作り置き)

明るい台所で二人で料理をしているところ
掃除と、1週間分の作り置き。帰ったら台所に夕飯が並んでいる。

依頼の要点:3人の子どもを育てながら働いてきた母親が創業。同じスタッフが毎回来るので家の勝手を覚えてくれる。作り置きは子どもが食べられる薄味。動詞は「帰ったら片づいている」。入口はチラシと検索。お客さまの家に入る仕事なので、信頼感が一番。

家事代行は「ハウスキーピング」「メイド」のような横文字を避けたい、という依頼でした。生成された候補は、「◯◯家事」のように業態を後ろに置いて安心の一言を添えた形、英語で「変わらない・毎回同じ人が来る」を約束する形、「家路」のように帰る場面そのものを屋号にした和の形の3つの方向に分かれています。

業態明示枠・ひらがな+家事/ごはん日本語
ほっと家事
ほっとかじ
「ほっと」は、肩の力が抜けて胸をなでおろす瞬間の音です。仕事から帰って玄関を開けたら、部屋が整い、冷蔵庫には子どもが食べられる薄味のおかずが並んでいる。その一息を、そのまま名前にしました。家事代行の業界では「◯◯家事」と業態語を後ろに置く表記が主流で、ひらがなの想いの言葉に「家事」を添えるだけで、初めて見た人にも何の会社か一目で伝わります。創業者が三人の子育てのなかで願った「近所に頼れる人がいれば」という気持ちも、この一言に重なります。五音と短く、電話で「ほっと家事です」と名乗っても聞き返されにくい、はっきりした音です。チラシでは丸みのあるひらがなと漢字二字の組み合わせが柔らかく見え、検索でも同名の事業者が少なく埋もれにくい形です。
英語の業態明示・◯◯ Kitchen / ◯◯ Home英語
Steady Home
ステディホーム
語源英語で steady は「安定した、揺るがない、堅実な」、home は「家、家庭」を意味します。「揺るがない家庭」という意味になる、いずれも辞書に載る実在語です。
steady は「安定している、変わらない、着実」という意味の英語で、毎回同じスタッフが伺い、家の勝手を覚えていくこの事業の一番の売りを表しています。家に人を招く仕事だからこそ、誠実さと変わらぬ顔ぶれが安心につながる、という想いを込めました。英語圏の家事支援サービスでは「◯◯ Home」や「◯◯ Home Care」と業態語を後ろに置く形が主流ですが、Home Care は米国では高齢者の在宅介護を強く連想させるため、ここでは Home だけを置いて家庭全体を支える印象にしています。ステディという音は日本でも「ゴーステディ」などで知られ、電話で伝えても聞き取りやすい響きです。二語ともに短く、名刺やチラシでもすっきり収まります。
流行漢字「家・庭・日・本」を核にした和の屋号日本語
家路屋
いえじや
「家路」は仕事や外出から家へ帰る道のこと。仕事帰り、保育園に迎えに行ったあと、疲れた体で玄関を開けたら部屋が整い、冷蔵庫には子どもが食べられる薄味の作り置きが並んでいる。その帰り道が少し楽しみになることを、この名は目指しています。業界の流行漢字「家」を頭に置き、老舗のような信頼感のある末尾「屋」を添えた漢字三字。「屋」は家事という仕事を専門に請け負う店の姿を示し、依頼者が重んじる「何をしているか伝わる形」に近づけました。家路は無事に帰る道を指す縁起のよい語でもあり、家に入る仕事に求められる誠実さと重なります。四音「いえじや」は口頭で伝えやすく、検索でも同名は少なめで埋もれにくい組み合わせです。は行から始まりや行で結ぶ音の流れは、あたたかく帰る感じを思わせます。

事例2:家族写真の出張撮影(七五三・お宮参り・誕生日)

秋の森で宙に投げられた一眼レフカメラ
写真館の硬い一枚ではなく、遊んでいる表情を撮る。

依頼の要点:元ウェディングカメラマンの夫婦。泣いても待てる。かしこまったポーズではなく自然な表情。動詞は「あの日が残る」。入口はアプリと SNS のハッシュタグ。

撮影サービスは「スタジオ」「フォト」を名前に入れたくなりますが、依頼者は写真館ではないことを大事にしています。生成された候補も、撮る行為ではなく、残るもの・その日の光の側から名付けています。

業態明示枠(写真+やまとことば)日本語
ほのか写房
ほのかしゃぼう
「ほのか」は「仄か」と書く古くからのやまとことばで、光や香りがかすかに、やわらかく感じられるさまを表します。万葉集の時代から夜明けや遠くの灯を歌う言葉として使われてきました。強いライトで整えるのではなく、公園の木漏れ日や窓辺の自然光のもとで、子どもの表情をそっとすくい取るこのサービスの撮り方を、この一語に重ねています。末尾の「写房」は、日本の写真業の屋号で「館」に続いて多い「房」を用いた形で、工房のように手仕事の温度を伝えつつ、店舗を持たない業態に合わせて「館」を避けました。写真という言葉を直接は含まなくとも「写」の一字で仕事が伝わり、ひらがなと漢字二字の混在表記はロゴにした際に上品な余白を生みます。七音で言いやすく、電話で「ほのか写房です」と名乗っても聞き取りやすい音です。同名の屋号が少なく、ハッシュタグにしても埋もれにくい形です。
ユニーク枠(英語の古語・詩語)英語
Lambent
ランベント
語源英語の形容詞で、ラテン語 lambere(なめる)に由来。炎や光が表面をやわらかく揺れながら照らすさまを表す詩語。
Lambent(ランベント)は、英語の詩や小説で使われる古風な形容詞で、水面や葉のあいだを揺れながら照らす、やわらかな光を指します。ラテン語の「なめる」から生まれた言葉で、強く照りつけるのではなく、光がそっと肌をなでていくような様子が原義です。公園の木漏れ日や自宅の窓辺の光の中で、遊んでいる子どもの表情を待って撮る、この出張撮影のあり方にそのまま重なります。英語の実在語を一語で使う「ユニーク枠」の技法で、英語圏の人が「詩的で上質」と感じる語感を持ちながら、日本ではほぼ使われていないため、#Lambent のハッシュタグや検索で他社と混ざりにくいのが実用面の強みです。ロゴでは小文字の lambent とすると、丸みのある字形が光の輪のように見えます。ラ行で始まりトで終わる音は、やわらかさと締まりを両立させ、電話で「ランベントです」と言っても聞き返されにくい明瞭さがあります。
引用(英語圏の物語・神話・天文)英語
ベルテイン
ベルテイン
語源英語 Beltane。古アイルランド語 Beltaine に由来し、「明るい火」の意とされる。5月1日、夏の始まりを祝うケルトの火祭りの名。
ベルテインは、ケルトの人々が5月1日に丘で火を焚き、夏の訪れと家族の無事を祈った光の祭りの名です。この祭りから借りた由来は、暖かな火のまわりに家族が集まる情景を、七五三やお宮参りといった家の祝日に重ねたところにあります。写真館の硬い一枚ではなく、外の光の中で遊ぶ子どもの表情を待って撮る出張撮影に、屋外の祝祭という出典がそのまま結びつきます。カタカナ5文字で一語として立ち、アルファベット表記 Beltane を添えれば #beltane のようにハッシュタグにもしやすい形です。電話で「ベルテインです」と伝えても聞き返されにくい、切れのよい音で、バ行の始まりが明るさと力を感じさせます。

事例3:中小企業向けの、オンライン経理代行

書類の上でスマートフォンの電卓を使う手元
領収書をスマホで撮って送るだけ。毎月10日に前月の数字が見える。

依頼の要点:元銀行員が創業。融資の相談に来る社長が自社の数字を把握していないのを見て始めた。動詞は「数字が見える」。入口は法人の担当者と検索。URL とアプリ名に使える一語で、「クラウド」「AI」「会計」は使わない。

B2B のサービス名は、社長が会議で口に出して恥ずかしくないことが条件になります。候補は、業態語「経理」を頭に置いた日本語、領収書を「ポン」と送る擬音を畳んだ造語、17世紀の簿記の言葉を借りた英語に分かれました。

業態明示枠(◯◯経理・記帳)日本語
経理ミカタ
ケイリミカタ
業態を示す「経理」を前に置き、カタカナの「ミカタ」を後ろに組んだ造語です。経理系サービスでは「経理」を名前に含める表記が主流で、その慣習に乗りながら、後半をカタカナにすることで現代的な軽さを添えました。「ミカタ」には二つの意味を重ねています。ひとつは「味方」で、経理担当者を1人雇うより安い月額で、チャットで相談できる伴走者としての頼もしさ。もうひとつは「見方」で、元銀行員の創業者が痛感した「自社の数字をどう読むか」という視点を、毎月の報告で経営者に届ける役割です。看板やアプリ名にしたとき、漢字とカタカナの切れ目がはっきりして読み違えがなく、口頭で「けいりみかた」と言っても聞き取りやすい音です。カ行の破裂音が芯のある印象を与え、「keiri-mikata」とローマ字にすればURLにも無理なく使えます。検索でも同名の競合に埋もれにくい組み合わせです。
短いカタカナ(カオナビ型)英語+日本語
レシポン
レシポン
語源「レシ」は英語のreceipt(受領証・領収書)がカタカナで定着した「レシート」の頭の部分。「ポン」は日本語の擬音語で、軽く放る動作を表す。
「レシート」の頭と、軽やかに何かを放る擬音「ポン」を組み合わせた造語です。領収書をスマホで撮ってポンと送るだけ、という使い方の手軽さを、音そのままに名前にしました。経理は面倒で後回しになりがちですが、ポンと送れば担当者が受け取り、記帳から月次の報告、税理士への引き継ぎまで進めてくれる。その気楽さと頼もしさの両方を、丸い響きに込めています。パ行の破裂音は軽快さと親しみを感じさせ、飲食店や美容室の現場で「レシポンしといて」と動詞のように使われる姿も想像できます。カタカナ4字で語尾が「ン」で止まるため聞き取りやすく、アプリ名やURLとしても短く覚えやすい形です。
ユニーク枠(英語の古語・古い職業語)英語
DayBook
デイブック
語源英語で「日記帳・当日の取引を書き留める帳簿」。day(日)と book(帳面)の合成で、17世紀から使われた簿記用語。
DayBook(デイブック)は、17世紀の英国の商家で使われた簿記語で、その日に起きた取引をすべて時系列に書き留める帳面を指します。総勘定元帳に転記する前の、いちばん現場に近い記録帳であり、「毎日を書き残す」ことが商いの基本だという古い商人の知恵が込められた言葉です。領収書をスマホで撮って送るだけで記帳が進み、翌月10日には数字が見える――そのサービスの中身を、渋い古語で一語に言い表しました。day と book はどちらも日本の経営者に馴染みのある英単語なので、初めて見ても意味を推測でき、覚えやすい名前です。「デイブック」という濁音のない軽快な音は電話でも聞き返されにくく、ロゴでは日めくりや帳面の図像と自然に結びつきます。実在の簿記語のため業態の気配が伝わりつつ、「会計」の語を使わずに業種を狭めない点も特徴です。

事例4:東京23区の、犬の散歩代行とペットシッター

夕日の道を走ってくる二匹の犬
散歩のたびに、写真つきの報告が飼い主のスマホに届く。

依頼の要点:元動物看護師が創業。スタッフ全員が動物看護師かトリマーの経験者で、急な当日依頼にも8割応えられる。動詞は「留守中も安心」。入口はアプリ。地名は使わない、「ワンワン」のような幼い言葉も使わない。

ペットのサービスは、飼い主に向けた名前でありながら、犬のことを分かっている人がやっていると伝わることが要ります。候補は、業態を後ろに置いた安心の日本語、散歩をそのまま英語一語にしたアプリ向きの名前、留守を守る古い職の名を借りた雅語に分かれました。

業態明示枠(日本語・後置き)英語+日本語
ほっとペットケア
ほっとぺっとけあ
語源「ペットケア」は英語 pet care に由来し、ペットの世話や介護を意味します。日本のペット業界でも業態を示す語として広く使われています。
「ほっと」は張りつめていた気持ちがゆるむときに漏れる、日本語ならではの息づかいの言葉です。残業や出張、入院で家を空けるとき、動物看護師やトリマーの経験者が自宅へ来て世話をしてくれる。その知らせを受けた飼い主が思わず胸をなでおろす瞬間を、この三音にそのまま写しました。後ろの「ペットケア」は日本のペット業界で主流の、業態語を後置きするカタカナ表記にならったもので、犬の世話全般を担う事業であることが一目で伝わり、検索でも拾われやすい語です。ひらがなとカタカナの混在は目にやさしく、電話で「ほっとペットケアです」と名乗っても聞き取りやすい音の並びです。は行の息の音が、ため息のような安らぎを感じさせます。
業態明示枠(日本語・後置き)日本語
たより散歩
たよりさんぽ
「たより」は「便り」と「頼り」の二つの意味を持つやまとことばで、古語では「よりどころ、つて」を表し、人と人をつなぐ手がかりを指してきました。散歩のたびにアプリで届く写真つきの報告は、留守を任せた飼い主にとって愛犬からの便りであり、同時に「頼っていい相手がいる」というよりどころでもあります。その二重の意味を四音に重ね、業態語「散歩」を後ろに置く日本のペット業界の主流に沿った形にしました。何をしている事業かが一目で伝わり、ひらがな+漢字の見た目は看板でも読みやすく、口頭で「たより散歩」と伝えても迷わず書き取れる名前です。さ行の澄んだ音が、軽やかな一歩を思わせます。
おしゃれ枠(実在英単語の意味ずらし)英語
Stroll
ストロール
語源英語で「ぶらぶら歩く、のんびりした散歩」を指す実在の一語。急ぐ歩行ではなく、気分転換のためにゆったり歩くことを表す日常語です。
英語の実在語 Stroll(ストロール)は「目的地を急がず、のんびり歩く」という意味の日常語で、飼い主がいない日でも犬にいつも通りのゆったりした散歩を届ける、という事業の核をそのまま一語で言い表します。StripeやNotionのように、辞書にある平凡な英単語をアプリの名前に置き換える手法で、動物看護師経験者が犬の歩調に合わせて歩く「急がない散歩」の姿を、飼い主の玄関先から始まる日課として思い描かせます。六文字と短く、スマホのホーム画面のアイコン下にも収まり、ロゴにしても余白が生きる語です。電話で「ストロールです」と言ってもはっきり伝わり、ら行とさ行の音が軽やかで爽やかな印象を残します。dog walker と組み合わせて検索されやすい語でもあります。

※いずれも開発時の試験依頼で実際に生成された候補です(実在のサービスではありません)。実例ギャラリーには、ほかの業種の生成実例もあります

やりがちな失敗3つ

  1. 会社名をそのままサービス名にする——最初は困りませんが、2つ目のサービスで必ず困ります。会社は屋根、サービスは部屋。部屋には部屋の名前を
  2. 機能を全部載せる——「かんたん・安心・オンライン経理代行サービス」は説明文であって名前ではありません。動詞を一つ握り、残りは名前の下の一行に書きます
  3. 画面で試さずに決める——紙の上では良い名前が、ホーム画面で「…」と切れる、検索で同名の別サービスが先に出る、URL が取れない。候補が5つに絞れた時点で、手順4と5を先にやります

費用の目安

ネーミング専門会社に依頼すると、20案で15万円前後が一般的です。SmartNameは独自のAIネーミングシステムにより、6,000円(10案)〜17,000円(40案)。全案に200〜300字の由来の解説文がつき、数分でお届けします。サービス名では、動詞・約束・造語・引用の型を系統として設計し、検索向きの「何をしているか伝わる名前」とアプリ向きの「短い一語」を混ぜてお届けします。

よくある質問

会社名とサービス名は同じでいい?

同じでも法律上の問題はありません。ただ、サービスが増えたときに分けにくくなります。会社名を「屋根」、サービス名を「部屋」と考え、サービス名はサービスごとに決めるのが長い目では楽です。

サービス名は登記や届出が必要?

不要です。登記するのは会社名、開業届に書くのは屋号で、サービス名はどちらとも別に自由に決められます。守りたければ商標(第35類〜第45類)で登録します。

英字のサービス名は日本で通じる?

通じますが、読みと書き(検索で打てるか)を先に確かめてください。英字のサービス名には、ロゴやページ見出しにカタカナの読みを添えるのが定石です。

「◯◯サービス」「◯◯サポート」は付けたほうがいい?

検索が入口なら、業態語(家事代行・経理代行)を名前の下の一行に添えれば足ります。名前そのものに「サービス」「サポート」を付けると、何も約束しない名前になりがちです。

AIにサービス名を頼むと、どんな形で届く?

17問のヒアリングに答えると、系統(型)ごとに分かれた候補が、読み・言語・語源・200〜300字の由来つきで届きます。決めるのはあなたです。

サービス名の候補を、由来つきで。
SmartNameで候補を見る →

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